疫病退治の庚申様

「あまびえ」という神様が、コロナ禍で有名になりました。篠原の村はずれの庚申塔は疫病退治の神様「青面金剛明王(しょめんこんごうみょうおう)」の立派な像が掘られています。足下には「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿も掘られています。散歩がてらお参りをして写真を撮り、そのいわれを調べました。
人間の体の中には「三尸(さんし)の虫」という虫がいて、60日に一度くる庚申(カノエサル)の日の夜、人が寝ている間に体から抜け出して天帝にその人の罪過を告げに行そうです。罪状に応じて人の寿命を縮めるというので、庚申の夜に虫が体から抜け出さないように講中の人々が集まって、飲食や談笑しながら寝ずに夜を明かしたそうです。この庚申講が現在でも行われている地方もあるそうです。「庚申さん」と呼ばれている仏さまは「青面金剛明王」です。もともとは疫病などを撃退する仏さまでしたが、三尸の虫を追い払う力があるとして、奉ってお参りするようになったそうです。また猿は「青面金剛明王」の使いとされ、「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿は、「自分たちの罪状を見聞きしたり、天帝に告げないで欲しい」との願望を表現したものだそうです。
コロナウィルスでの緊急事態では、ネット上にはデマや感染者へのヘイト発言、医療関係者への偏見等が散見され、日本人の民度が問題になっています。「見ざる・聞かざる・言わざる」が自分を守る時もありますが、こんな時だから自分の目で見て、本当のことを聞いて、そして正しいことを発信することが必要ではないかとおもいます。

消防団詰所建設中

消防団詰所建設中です。まるでお城か要塞のような力強い骨組み、基礎のコンクリートは地下室を作るかと思うほど掘り下げて太い鉄筋を入れていました。完成すると普通の建物になるのでしょうが、この勇姿を見られるのも今だけ。これが消防建築基準なのでしょうが、震度10でも壊れそうもない建物です。

 

篠原クルミプロジェクト

篠原クルミプロジェクトを開始します。荒れた田畑にクルミを植え篠原の名産品にと考えています。クルミの品種は信濃クルミ。鉢の上の2つの信濃クルミは右の小さなオニグルミと比べてはるかに大きく、そして殻が薄く簡単に割れます。(ひとつは芽が出始めています)。何といっても収穫時期に緑の外皮がパカッと開き、茶色のクルミがそのまま脱落して落ちてくる便利さ、天日干しすると焙煎しなくてもそのまま中の実を食べられます。信州特産のこのクルミは、数年前にクルミの木に黒斑病ウィルスが流行り苗の持ち出しが禁止されています。もともと信州では1本3,000円以上もする苗なのでどうにかするために実生苗を育てることにしました。現在2年苗が40本ほど準備でき来年は休耕田に植樹できそうです。収穫が本格的になるのは20年後、その景色を確認できるかどうかは?????ですが篠原の里の未来の担い手へのプレゼントです。無償苗を準備するので協力者募集します。

 

ひとすじの飛行機雲

篠原上空は飛行機のルートになっているのですが、久し振りに気がついたひとすじの飛行機雲が教えるものは。いつもは次から次へと現れるジェット機も今朝はしばらくこの一機のみ。吸い込まれるような青空の向こうへ飛んでいきました。

ニホンミツバチ分蜂

ニホンミツバチの分蜂(巣別れ)です。女王バチが新しい女王バチに巣を譲り、半分の働きバチを連れて旅立ちます。そのために一旦近くの木に旅立ち部隊が集合する習性を利用し集合板を取り付け、それを強制捕獲します。今回は8000匹位はいるのかな?大群です。

Four peas

オーガニックフラワー農家、Four Peasのご夫妻。朝日を浴び早朝から農作業ですが、鹿の食害で新芽をやられたそうです。何種類もあるなかで被害はある種に限られ鹿の好みもあるみたいです。これから周囲の柵のバージョンアップをするようです。

アミガサタケ

庭のいつもの場所に生えるアミガサタケ、西洋では貴重な食材とされるがウルトラマン怪獣のような容姿でちょっと遠慮してしまいます。ごめんなさい。